赤字にならない最低販売価格の求め方
最低販売価格は、原価と送料を足すだけでは決まりません。売価に応じて増える手数料と、販売数で回収する月額固定費まで含めて確認します。
最終確認:2026年8月11日
先に結論
現在の販売数で月間利益が0円以上になる最小の商品価格が損益分岐価格です。料率手数料は価格によって変わるため、本サイトは同じ1円単位の丸め方で価格を順に判定します。
計算式
(商品価格+購入者負担送料−手数料−1件変動費)×月間販売数−月額固定費 ≧ 0
月30件を販売する試算例
- 購入者負担送料
- 500円
- 原価・実送料・梱包・広告・その他
- 2,870円 / 件
- 販売・決済手数料率
- 合計9.6%
- 月間販売数 / 月額固定費
- 30件 / 5,000円
この条件では、月間利益が0円以上になる最低の商品価格は2,859円です。2,858円では同じ手数料丸めを使うと月間赤字になります。
固定費を販売数で回収する
月額固定費が5,000円で月30件なら、単純平均では1件あたり約167円を回収する必要があります。ただし料率手数料は商品価格にも掛かるため、平均額を費用へ足すだけでは1円単位の境界を外すことがあります。
価格を上げると手数料も増える
販売・決済手数料が売上に対する割合なら、200円値上げしても利益がそのまま200円増えるとは限りません。新しい売上で手数料を計算し直した差が、本当に増える1件利益です。
本サイトの改善シミュレーションも、値上げ後の手数料を再計算して月間差額を表示します。
算出できない条件
月間販売数が0件の場合、固定費を商品価格で回収する前提が成立しません。合計手数料率が100%以上の場合や、入力上限の価格でも費用を回収できない場合も算出不可と表示します。
判断するときの注意
- 損益分岐価格は『利益を十分に確保できる価格』ではなく、月間収支が0円以上になる境界です。
- 値引き、ポイント負担、返品率などを見込むなら、その費用も加えてから判断してください。
- 需要や競合価格を考慮した販売可能性は、この計算だけでは判断できません。